【2025年最新】超詳しい!ISOをMP4に変換する方法
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ISOファイルはCDやDVDのイメージファイルです。動画と音楽をISOイメージファイルに変換したい方もいれば、ISOイメージファイルをMP4に変換したい方もいるでしょう。ISOイメージをパソコンで再生するのは簡単ですが、ISOをMP4に変換する方法はそれほど多くないと思います。
この記事では、ISOをMP4に変換する5つの方法を紹介します。専門ソフトとフリーソフト、そしてオンラインサイトも紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
Cisdem Video Converter
ISOをMP4などの形式に変換するベストソフト
- ISOをMP4、MKV、AVI、MOV、MP3、AAC、M4Aなど様々な動画/音楽形式に変換する
- SD、HD、4K、8K動画に対応する
- 自作DVDと市販DVDをリッピングする
- 複数の動画/音楽を一括変換できる
- 100%無劣化でDVD/Blu-rayをデジタル化する
- トリミング、クロップ、字幕/透かし/エフェクト追加などの動画編集機能搭載
- YouTube、Facebook、X(Twitter)などの人気サイトから動画/音楽を保存する
- iOS/Androidデバイス、ゲーム機などに適する形式を300種以上プリセットしている
- 4Kのような大容量の動画を超高速で圧縮する
- インターフェースが直感的で使いやすい
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ISOイメージファイルとは?
ISOイメージファイルは、CDやDVDやBD上の全ファイルのデータを圧縮せずに一つのファイルにまとめたもので、その拡張子が「.iso」となっています。バックアップとして保存したり、簡単にCD/DVD/BDに書き込んだりすることができます。
ISOファイルは直接DVDなどに書き込めば、DVDなどのディスクを作成できます。したがって、DVD書き込みやDVDコピーに活用されています。
Cisdem Video ConverterでISOをMP4に変換する
Cisdem Video Converterは多機能な専門ソフトで、動画形式変換、DVDリッピング、動画ダウンロード/圧縮/編集機能を備えており、ISOファイルを制限なしにMP4に変換することができます。
強力な専門ソフトですので、一気に複数のISOファイルをMP4に変換できます。その上、ISOファイルを複数のチャプターに分けて変換したり、複数のチャプターを一つに結合したり、動画を編集してから変換したりできます。また、操作が非常に簡単で、初心者にとっても使いやすいです。
MacとWindowsに対応し、操作手順もほぼ同じですので、ここではWindows版を例にしてISOファイルをMP4に変換する手順を案内します。
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ステップ 1. ISOファイルをソフトに追加する
Cisdem Video Converterを起動し、ISOファイルをソフトにドラッグ&ドロップすると、DVDリッピング画面に入り、ISOファイルのサムネイルが表示されます。一気に複数のISOファイルを追加できます。

ステップ 2. 必要に応じて動画を編集する
ISOに複数のタイトルがある場合、複数の動画サムネイルが表示されます。一つずつ編集し、必要のない動画を削除できます。サムネイルの右上の
ボタンをクリックして動画を編集します。

ステップ 3. 出力形式を選択する
編集完了後、メイン画面に戻ります。左下の「全てのタスクをこの形式に変換」の右をクリックして、出力形式を「MP4」に設定します。品質を選択してから歯車アイコンをクリックすることで詳細設定を行えます。

ステップ 4. ISOファイルをMP4に変換する
右下隅の「開始」ボタンをクリックしてISOファイルをMP4に変換し始めます。複数のタイトルを一つのMP4ファイルに結合したい場合は、「結合」機能を有効にしましょう。
変換完了後、「チェック」ボタンが表示されますので、クリックすれば出力ファイルの保存先が分かります。

VLCでISOをMP4に変換する
VLCはもはや動画や音楽を再生するための定番ソフトとも言えるでしょう。無料のメディアプレイヤーとして有名ですが、実際動画や音楽の形式もでき、多くの方々に愛用されています。もしVLCでISOをMP4に変換できたら、他のソフトをインストールする必要もなく、便利その上ないですね。
ですので、私が色々試してみました。まずは結論から言いましょう:できます。しかし、少し面倒です。特にMac版の場合、失敗する可能性すらあります--変換後の内容が不完全になるかもしれません。ですので、Macユーザーにはあまりおすすめしません。また、Mac版の場合、すべてのタイトルが一つのMP4ファイルとして出力されますので、分割したい場合も手間がかかります。
もちろん、無料ですからやってみて損にはなりません。興味のある方は、下記の手順に沿ってやってみてください。Mac版とWindows版のVLCでISOからMP4に変換する操作方法は少し違いがありますので、両方とも紹介します。
他の方法にしたい方はこちらをクリックして次の方法に読み飛ばしてください。
Windows版の場合
VLCを使ったことがある方の場合、その「ファイル変換」機能でISOファイルをMP4に変換したいかもしれませんが、この方法では失敗してしまいます--私が試してみたところ、メニューだけがMP4ファイルに変換されましたが、タイトルの変換はいつまでたっても終わらなく、最終的にはやむを得ずVLCを手動で閉じてしまいました。
そしてISOファイルを開き、その中身にある「VIDEO_TS」フォルダで変換してみましたが、同じ問題が発生し、同じく失敗してしまいました。

よって、VLCでISOファイルを変換したい場合、「ファイル変換」ではなく、「ディスク変換」機能を利用する必要があります。下記の手順に沿って行ってみましょう。
1.ISOファイルを右クリックして、「プログラムから開く」>「エクスプローラー」を選択して、ISOイメージをマウントします。
2.すると仮想ドライブが表示されます。

3.そしてVLCを起動し、「メディア」>「変換/保存」をクリックします。

4.「ディスク」タブに入ります。「ディスクデバイス」にその仮想ドライブが表示しているはずです。表示していない場合、「参照」をクリックして選択します。

5.「変換/保存」をクリックします。
6.「プロファイル」のところで出力形式を「Video-H.264+MP4(MP4)」と設定して、「出力ファイル」の右の「参照」をクリックして、出力フォルダとファイル名を設定します。ファイル名の後ろに手動で「.mp4」の拡張子を入力してください。

7.「開始」をクリックして変換を始めます。複数のタイトルがある場合、この方法では1つ目のタイトルのみ変換されます。残りのタイトルも変換したい場合、続きを読んでください。
8.上記の手順に沿って、もう一度「ディスク」タブに入ります。「開始位置」の「タイトル」のところを「2」と設定して、「変換/保存」をクリックします。

9.上記と同じ手順で出力形式とファイル名を設定し、変換を開始します。これで2つ目のタイトルがMP4に変換されます。
10.3番目のタイトルを変換したい場合も、同じ手順で「ディスク」タブに入り、「タイトル」を「3」と設定して変換を行います。残りのタイトルも同じです。タイトルが多い場合はかなり時間と手間がかかります。

Mac版の場合
Mac版の場合、Windows版のような「ディスク」タブはありません。直接ISOファイルを追加しても中身にある「VIDEO_TS」フォルダを追加しても、Windows版と同じ問題が発生し、失敗してしまいます。
いろいろ試した結果、「VIDEO_TS」フォルダにあるVOBファイルなら変換に成功するようですので、VOBファイルを変換する方法を紹介します。ただし、この方法も場合によって失敗してしまう可能性がありますので注意が必要です。
1.FinderでISOファイルを開き、「VIDEO_TS」フォルダを開いてVOBファイルを見つけます。

2.VLCを起動して、「ファイル」>「変換/ストリーミング」をクリックします。

3.「メディアを開く」をクリックして、先ほどのVOBファイルを追加します。
4.ここでは注意しなければいけません:直接「プロファイルの選択」で出力形式を「Video-H.264+MP4(MP4)」と設定する場合、出力するファイルの拡張子は「.m4v」になってしまい、「.mp4」と設定することはできません。


よって、まずいったん「プロファイルの選択」で出力形式を「Audio - MP3」を選択する必要があります。そして「名前を付けて保存」>「参照」をクリックして、ファイル名を「XX.mp4」と名付けます。これで警告が表示されなくなりました。
5.それから出力形式をまた「Video-H.264+MP4(MP4)」に設定し、「保存」をクリックします。

6.私の場合、出力されたMP4ファイルは、QuickTime Playerでは正常に再生できるように見えますが、内容が不完全です--2つのタイトルがあるのに、1つ目のタイトルの内容しか再生されません。2つ目のタイトルは、冒頭の数秒のみでした。

ですが、VLCでそのファイルを再生してみたところ、きちんと2つのタイトルの内容が入っていることが確認できます。

どちらかというと、VLCではISOファイルをMP4に変換できます。ですが、さすがに面倒でいろいろ問題が多すぎで疲れます。次のバージョンで改善されるかもしれませんが、今のバージョン(Windows版もMac版もどれもが2025年12月現在の最新バージョンです)ではあまりお勧めできません。
HandBrakeでISOをMP4に変換する
HandBrakeも、結構有名で無料でISOをMP4に変換できるソフトです。フリーソフトでありながら結構強力な機能を備えていますが、そのUIが複雑で、使いこなすには時間が必要です。
HandBrakeの使い方:
1. HandBrakeを起動すれば、自動的にファイルを追加する画面が表示されます。ISOファイルを選択して、「開く」をクリックします。
2. 下記の画面が表示されます。複数のタイトルがある場合、右上の「タイトル」のところで選択できます。

「概要」>「形式」のところで出力形式を「MP4」に選択します。下の「名前をつけて保存」のところでファイル名を設定します。「出力先」の右の「開く...」をクリックして、MP4ファイルの保存場所を設定します。他にも解像度の変更や、動画の編集もできます。
3. 設定完了後、上の「開始」ボタンをクリックして、ISOをMP4に変換し始めます。画面の下に進捗と残り時間が表示されます。複数のタイトルがある場合、一つ一つ選択して変換を行います。
4. タイトルが多すぎて、一括で変換したい方もいるかもしれませんので、割と便利な方法も紹介します。まずはHandBrakeの設定画面に入り、自動で出力ファイルに名前を付ける機能を有効にします。
Macの場合、メニューバーで「HandBrake」>「設定」>「一般」で「自動で出力ファイルに名前をつける」にチェックを入れます。


Windowsの場合、左下で「設定」をクリックし、設定画面で「出力ファイル」タブに入り、「出力ファイルに自動的に名前を付ける」にチェックを入れます。

ファイル名の作成規則を必要に応じて変更できます。
5. そしてメイン画面に戻り、ISOファイルをソフトに追加します。「キューに追加」の下向け矢印をクリックして、「全タイトルをキューに追加」をクリックします。他ISOファイルもMP4に変換したい場合は、「ソースを開く」をクリックして追加し、また同じく「全タイトルをキューに追加」をクリックします。追加完了後、追加されたタイトルの数は「キュー」のところに赤い数字で表示されます。

6. 「キュー」をクリックして、追加されたタイトルを確認したり編集したりできます。最後にすべてのタイトルを選択して、「開始」ボタンをクリックすればすべてのISOファイルを一括でMP4に変換できます。

ただし、すべてのタイトルの一括変換はできますが、複数のタイトルを一つのMP4ファイルとして出力する選択肢が見つかりませんでした。
オンラインサイトでISOをMP4に変換する(2つを紹介)
オンラインで動画の形式を変換できるサイトが多いですが、オンラインでISOをMP4に変換できるサイトが少ないです。
色々探してみましたが、ISOファイルをアップロードできなかったり、アップロードできるが変換時にエラーが生じたと表示され変換できなかったり、ISOをZIPなどの形式にしか変換できなかったりして、失敗が多かったです。
この記事では、私が見つけた、ISOイメージファイルをMP4に変換できる2つのオンラインサイトを紹介します。しかし、オンラインサイトはインストール不要でISOからMP4に変換できますが、どのサイトもファイルの大きさに制限がありますので注意してください。
Aconvert.com
このサイトは、ISOをMP4に変換できますが、200MB以内のファイルしかアップロードできません。
1. https://www.aconvert.com/jp/video/にアクセスします。
2. 「ファイルを選択」をクリックして、ISOファイルを追加します。
3. 「ターゲットフォーマット」で出力形式を「MP4」と設定します。
4. 「今すぐ変換」をクリックして、ISOをMP4に変換します。
5. 変換完了後、「変換結果」に先ほど入力したファイルが表示されますので、ダウンロードボタンをクリックします。

6. 新しいページに移動します。そこでMP4ファイルをDrop BoxやGoogle Driveに保存できます。ダウンロードしたい場合は、ファイルリンクをクリックします。

注意:ダウンロードアイコンをクリックしても反応しない場合があります。この場合は、「出力ファイル」の下のファイル名をクリックしてください。

7. 新しいページが開き、動画再生画面に移動します。右下隅の縦の三点アイコンをクリックして、「ダウンロード」を選択します。

123APPS
このサイトは、最大4GBのファイルに対応できます。
1. https://video-converter.com/ja/にアクセスします。
2. 「ファイルを選択」をクリックして、ISOファイルを選択します。
3. 出力形式を「MP4」と設定します。解像度なども設定できます。
4. 「変換」をクリックすればISOファイルをMP4に変換できます。

5.変換完了後、「ダウンロード」ボタンを押して変換後のファイルをダウンロードします。あるいは、直接Google Driveなどクラウドストレージに保存します。
まとめ
ISOからMP4に変換する方法は以上でした。様々な方法があり、無料で変換できるソフトやサイトもありますが、一番のおすすめはやはりCisdem Video Converterです。ISOをMP4などの形式に変換できるだけでなく、簡単に動画編集/結合などもでき、動画ダウンロードとDVDリッピング、そして圧縮機能もありますので、重宝してます。
Ryan LiはCisdemのシニア開発者です。2017年に入社して以来、Cisdem Video Converterの開発を主導し、現在はVideo Converterに関連するすべての記事の編集顧問を務めています。