初心者でも3ステップでDVDの音声を抽出 できる!超簡単な方法を紹介

鈴木楓
2023年05月06日 Preview 8.9K Preview 0
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「DVD映画の主題歌や挿入歌が好きで、歌っている部分を音声ファイルとして抽出してパソコンやスマホに保存したい!どうすればいいですか?」
 
「DVDのX分X秒からXX分XX秒までの音声を抽出したいです。方法を教えてください。」
 
「英語を勉強するために海外ドラマDVDの音声だけを抽出したいですが、初心者でも簡単にできる方法はありませんか?」

 

上記のような質問を持つ方は少なくないでしょう。勉強用にも鑑賞用にも、DVDから音声を抽出できれば、色々と便利になりますよね。この記事では、3ステップで超簡単にDVDから音声を抽出して、MP3/AAC/WMA/M4Aなどいろんな形式で保存する方法を紹介します。また、無料でDVDから音声を抽出できるその他のソフトと使い方も紹介します。

Cisdem Video Converterで超簡単にDVDから音声を抽出する

Cisdem Video Converterは、パソコンでDVDをリッピングし、その動画と音楽をデータ化して保存できるソフトです。市販DVDとレンタルDVDにも対応できます。また、動画/音楽を編集したり、形式変換したり、YouTubeなどの動画共有サイトから動画/音楽をダウンロードしたりする機能も搭載していて、DVDから音声を抽出するのにもってこいのソフトです。

主な機能:

  • DVDを様々な動画/音楽形式にリッピングする
  • コピーガードのかかっているDVDにも対応
  • リッピングする前に動画や音声を編集する機能搭載
  • 動画と音声の形式を変換する
  • MP4、AVI、MKV、MOV、WMV、MP3、M4A、FLAC、AAC、WAVなど、ほぼ全ての形式に対応し、4K、HD、SD形式もサポート
  • 1000+の動画共有サイトからビデオとオーディオをダウンロードする
  • 複数の動画/音楽を一つのファイルに結合する
  • Windows 11/10/8/7、macOS 10.12及びそれ以降に対応

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Cisdem Video ConverterでDVDから音声を抽出する操作手順

ステップ 1. DVDをソフトに追加する。

ソフトを開くと、画面の上部に3つのアイコンがあり、2つ目のアイコンをクリックすればDVDリッピング画面に入ります。そして、ドラッグ&ドロップでDVDをソフトに追加します。

(上部のメニューバーで「File」>「Add DVD」で追加することもできます。)

DVDリッピング画面

注意:

Windowsの場合、エクスプローラーを開き、直接DVDドライブをCisdemに追加すればOKです。自作DVDの場合、DVDドライブを開き、「VIDEO_TS」フォルダをCisdemに追加してもOKです。「VIDEO_TS」フォルダをほかの場所にコピーしてから操作を続けるのがおすすめです。コピー後、DVDディスクを取り出しても構いません。

Macの場合、DVDディスクをドライブに入れると、そのDVDが自動的に再生し始めますが、直接閉じてください。デスクトップには、下記のようなアイコンが表示されるはずです。そのアイコンを直接Cisdem Video ConverterにドロップすればOKです。

上記のアイコンが表示されない場合は、Finderを開いてください。FinderのサイドバーにDVDドライブが表示されているはずです。直接サイドバーにあるDVDドライブのアイコンをCisdemにドロップするか、DVDドライブに入り、中身の「VIDEO_TS」フォルダをCisdemに追加します。

ステップ 2. 出力形式を設定する。

一つのDVDに複数のタイトルがある場合がありますので、DVDを追加すると複数の動画が表示されるかもしれません。画面左下隅の「Convert all tasks to(MP4 Video)」をクリックして、すべてのタイトルの出力形式(MP3、WMAなど)を設定します。必要な場合はをクリックすれば詳細設定を行えます。

出力形式を設定

(あるタイトルだけを他の形式で出力したい場合は、その右にある形式を表示するアイコンをクリックすれば、その動画だけの形式を設定できます。)

ある動画だけの形式を設定

ステップ 3. DVDの音声を抽出する。

最後に右下隅の変換ボタンをクリックすればDVDから音声を抽出できます。(すべてのタイトルを一つの音声ファイルとして抽出したい場合は、画面右下の「Merge」機能を有効にしましょう。)

DVDから音声を抽出

ヒント 1:一つのDVDに複数のタイトルがある場合がありますが、不要なタイトルのチェックを外すことができます。(再生ボタンをクリックすればプレビューして確認できます。)

抽出するタイトルを選択

もしあるタイトルの特定の時間帯の音声だけが必要な場合は、そのタイトルの右上隅の編集ボタンボタンをクリックすれば動画編集画面に入りますので、「Trim」タブで開始時間と終了時間を設定して「Save」ボタンを押せばOKです。(音声ではなく、動画も出力したい場合は画面をクロップしたり、エフェクト追加、透かし追加をしたりすることもできます。)

編集画面

ヒント 2:DVDに複数の音声言語と字幕言語がある場合は、抽出する音声言語を間違えないように注意しましょう。

音声言語と字幕言語

DVD音声抽出用ソフト②:VLC

VLCは無料のメディアプレーヤーですが、自作DVDのリッピングや音声抽出、そして動画と音楽の形式変換もできます。フリーソフトでありながらその機能がかなり完備しています。ただし、DVDの音声を抽出する前に音声を編集することができません。

  1. DVDディスクをドライブに挿入します。
  2. VLCを起動します。「メディア」>「変換/保存」をクリックします。
  3. 「ディスク」タブに入ります。自動的に「ディスクデバイス」のところに先ほど挿入したDVDディスクが表示されます。表示されない場合は、「参照」をクリックした選択します。
  4. 「変換/保存」をクリックします。
  5. 変換画面に入ります。「プロファイル」のところのドロップダウンリストから「Audio-MP3」を選択します。隣の「選択されたプロファイルを編集」のところで詳細設定を変更することもできます。
  6. 設定完了後、「出力用URL」のところで出力ファイルの保存場所とファイル名を設定します。「参照」をクリックします。
  7. ファイル名の後ろに手動で拡張子を入力する必要がありますのでご注意ください。設定完了後、「開始」をクリックすれば、DVDから音声を抽出し始めます。
  8. 進捗が最後まで走るのを待ちます。

DVD音声抽出用ソフト③:HandBrake

HandBrakeも、自作DVDをリッピングすることができるソフトです。カスタマイズ性が高く、動画編集も出力詳細設定もできますが、直接DVDから音声を抽出することができません--HandBrakeは、DVDを動画形式に変換する機能だけを有しています。動画から音声を抽出するのに他のソフトを利用する必要がありますので、HandBrakeを利用するのがあまりおすすめしません。しかし、無料ですので、一応そのやり方も紹介します。

  1. DVDディスクをドライブに挿入します。
  2. HandBrakeを起動します。先ほど挿入したDVDディスクが自動的に左の「ソース選択」に表示されますので、直接選択すればOKです。
  3. スキャン画面が表示されます。
  4. スキャン完了後、下記の画面が表示されます。①のところで音声を抽出したいタイトルを選択します。②のところで出力する形式をMP4と設定します。③のところで出力するファイル名と保存場所を設定します。他にも色々編集や設定をカスタマイズできますので、必要に応じて行ってください。
  5. 上部の「エンコード開始」をクリックすればOKです。
  6. DVDに複数のタイトルがあり、一度に全てのタイトルを変換したい場合は、「ツール」>「基本設定」をクリックして、設定画面に入ります。
  7. 「出力ファイル」タブに入ります。「出力ファイルに自動的に名前をつける」にチェックをいれます。「ファイル名規則」でファイル名の命名規則を必要に応じて設定します。ここでは「Source+title」を設定します。設定完了後、左上隅の「戻る」をクリックして、メイン画面に戻ります。
  8. メイン画面で、「キューに追加」の右の下向き矢印をクリックして、「全て追加」で全てのタイトルをキューに追加します。
  9. 「キュー」のところに追加されたタイトルの数量が表示されます。「キュー」をクリックします。
  10. 「キューの表示」画面に入ります。全てのタイトルを選択して、「キュー開始」をクリックすれば一括ですべてのタイトルを変換できます。

これでDVDをMP4に変換できました。次のステップは音声を抽出することです。MP4をMP3に変換する方法はたくさんありますので、こちらの記事をご参考ください。

>>>MP4をMP3に変換する方法

DVD音声抽出用ソフト④:XMedia Recode

XMedia Recodeを使えば、簡単にDVDから音声を抽出することができます。こちらも完全無料で使えるソフトですので、自作DVDの音声をPCに取り込む場合はおすすめです。ただし、Mac版がなく、Windowsユーザーのみに向いています。

  1. XMedia Recodeを起動して、左上の「ディスクを開く」をクリックします。
  2. 「メディアを開く」画面が表示されます。「ドライブ」のところに自動的にDVDドライブが表示されます。「開く」をクリックします。
  3. DVDドライブを分析し始めます。
  4. 上のカラムでDVDのタイトルが表示されます。下の「形式」タブの「形式」で、出力形式を「MP3」と設定すれば、自動的にファイルの拡張子が「.mp3」に変えられ、「出力ストリーム形式」も自動的に「音声のみ」になります。他の設定もカスタマイズできますので、必要に応じて行ってください。
  5. 編集完了後、上のカラムで全てのタイトルを選択して、「リストに追加」をクリックします。
  6. 「リスト」タブに切り替えます。全てのタイトルを選択して、「エンコード」をクリックすればDVDの音声を抽出できます。
  7. 完了するまで待てばOKです。

DVD音声抽出用ソフト⑤:DVD Decrypter

DVD DecrypterはコピーガードのかかっているDVDにも対応できるソフトです。DVDリッピングソフトとして非常に強力で、完全無料で利用できますが、直接DVDの音声をPCに取り込むことができません。また、DVD Decrypterは英語版しかありません。日本語化する方法がありますが、少し面倒です。

ただし、面倒なところもあるとは言え、DVD Decrypterは市販DVDを無料でリッピングできますので、一部の方にとってかなり役に立つと思います。ここではDVD DecrypterでDVDをISOファイルに変換する方法を紹介します。ISOファイルに変換してから、そのDVDの音声を抽出すればOKです。

  1. DVD Decrypterを起動します。自動的にDVDドライブを分析してくれます。「Source」のところでDVDドライブを変更できます。
  2. 「Mode」>「ISO」>「Read」をクリックします。
  3. ①のところで出力するISOファイルの保存場所を決めます。設定完了後、②を押して変換を始めます。
  4. これでISOファイルを手に入れました。続いてはISOファイルをMP3に変換しましょう。下記の2つの記事をご参考ください。

>>>ISOファイルをMP4に変換する方法

>>>MP4をMP3に変換する方法

まとめ

DVDから音声を抽出する方法は以上でした。フリーソフトも有料ソフトも、自作DVDに対応するソフトも、コピーガード付きのDVDに対応するソフトも紹介しました。市販DVDから音声を抽出するには、フリーソフトを使うと少し複雑な手順を経てからでないとできません。この場合は、Cisdem Video Converterがおすすめです。たったの3ステップで超簡単にDVDの音声をPCに取り込むことができます。

Cisdemはまだ日本語化されていないですが、上記で紹介した通り、そのUIは至って簡単でわかりやすく、複雑な操作は一切必要ないですので、初心者でもお手軽にDVDから音声を抽出できます。無料体験版も提供されていますので、その機能をきちんと確かめてから購入するかしないかを決められます。

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鈴木楓

本を読み、自分の感想を記録するのは鈴木の趣味です。そのため、Cisdemの編集者になるのは彼女に向いています。PDFの編集・変換方法についての文章を書くことに没頭しています。

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