超詳しい!パソコンからDVDに焼く方法(Windows 10/Windows 11)
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パソコンからデータをDVDに焼く時、3つの状況に分けられます。
- ①パソコンに保存されている動画を、家庭用DVDプレイヤーで再生できるようにDVDに焼く
- ②パソコンに保存されている動画/ファイルをデータDVDに焼く(パソコンのみで使う)
- ③DVDディスクをUSBメモリのように使って、ファイルをいつでも保存したり、削除したりできるようにする
状況②と③の場合は、Windowsパソコンの標準機能を使えば簡単にできます。状況①の場合は、専門のDVD書き込みソフトを使うのがおすすめです。
この記事では、この3つの状況に分けて、Windows 10/11でパソコンから動画やファイルをDVDに焼く方法を詳しく紹介します。
パソコンからDVDに焼くために必要なもの
パソコンから動画をDVDに焼く場合、下記のデバイスを用意する必要があります。
- パソコン(Windows 10、Windows 11などなど)
- 外付けDVDドライブ(パソコンに内蔵DVDドライブがない場合)
- 空のDVDディスク
そして家のテレビでDVDを再生したい場合は、DVD書き込みソフトも使う必要があります。
光学ドライブも、DVDディスクも、DVD書き込みソフトも様々な種類があります。これらの設備を持っていなく、購入しなければいけないが、どんなものを買えばいいかわからない初心者の方は、こちらをクリックして詳しい説明をご参考ください。
説明がいらない場合は、直接次の部分まで進んでください。
動画をパソコンからDVDに焼く方法(家庭用DVDプレイヤーで再生できるように)
動画をパソコンからDVDに焼いて、家のテレビで見たい場合は、Cisdem DVD Burnerのような専門のDVD書き込みソフトを使うのがおすすめです。DVDを焼くためのすべての機能を搭載していて、カスタマイズ性も高く、初心者でもすぐ使い方がわかります。
Cisdem DVD Burnerの主な機能
- MP4、MOV、MKV、AVI、WMVなど、様々な形式の動画をパソコンからDVDに焼く;
- DVDディスクだけではなく、ISOファイルやDVDフォルダも作成できる;
- 動画編集機能搭載、動画をトリミング、クロップ、回転、反転、透かし追加、エフェクト追加、字幕追加、チャプター追加、音量調整などで編集できる;
- 無料テンプレートを提供し、DVDメニューを手軽に作成できる;
- DVDメニューのカスタマイズもでき、背景画像やBGMを自由に変更する;
- パソコンからDVDに焼く前にプレビューして効果を確認する;
- macOS 10.12、Windows 10/11に対応
Cisdem DVD Burnerを使って動画をパソコンからDVDに焼く方法
ステップ 1. ソフトをダウンロードしインストール
以下のボタンを押せばCisdem DVD Burnerの体験版をダウンロードできます。
無料ダウンロード Windows 10とそれ以降
無料ダウンロード macOS 10.12とそれ以降
ステップ 2. 動画をソフトに追加する
空のディスクをドライブに挿入します。ドラッグ&ドロップで簡単に動画をソフトに追加できます。追加した動画を選択して、左下隅のゴミ箱のアイコンをクリックすれば削除できます。
画面下部でディスク容量(DVD-5やDVD-9・DVD-10)、焼く時の画質を選択したり、残り容量を確認したりできます。
テレビ放送方式は、NTSCと設定するようご注意ください。

ステップ 3. 動画編集
動画のタイトルの右の
ボタンを押せば、必要に応じて動画を編集できます。チャプターの追加もこちらで行います。
編集完了後、ぜひ「保存」をクリックしてください。

ステップ 4. DVDメニュー作成
「メニュー」タブに移動します。DVDメニューが必要ない場合は左下の「メニューなし」(⑤のところです)を有効にしてください。
メニューが必要な場合、右カラムの「テンプレート」でテンプレートを選択できます。また、好きな画像と曲を背景画像とBGMにしたり、再生ボタンや各タイトルのサムネイル(③のところ)やフレームなどを変更したりすることもできます。
デフォルトでは一つのメニューページには4つのタイトルのサムネイルを表示します。4つ以上のタイトルがある場合、メニューは2つのページに分けられます。①のところをご参照ください。2つのタイトルメニューページがあります。④のところでタイトルを次のページに移動したり、前のページに移動したりできます。
チャプターを追加したタイトルの下にチャプターメニューも作成できます。②のところをご参照ください。チャプターメニューが必要な場合、チャックを入れましょう。

ステップ 5. 動画をプレビューする
メニューを作成できましたら、プレビュータブに移動して、DVDをプレビューできます。タイトルメニューもチャプターメニューもプレビューできます。

ステップ 6. パソコンから動画をDVDに焼く
最後は「書き込み」タブに移動して、DVDを焼く設定を行います。
設定完了後、「書き込む」をクリックして、パソコンから動画をDVDに焼きます。
同じ内容を複数のDVDに焼く場合は、「コピー数」を設定してください。

動画/ファイルをパソコンからデータDVDに焼く方法(データDVD形式)
上記でも説明しましたが、動画などのファイルをデータDVDに焼く場合は、Windows 10/11パソコンの標準機能や標準アプリを使えばOKです。この部分では、Windowsの標準機能と、Windows Media Playerを使う方法を紹介します。
Windows標準機能でパソコンからDVDに焼く方法(Windows 10を例に)
- DVDドライブをWindowsパソコンに接続し、空のDVDディスクを入れます。
- 空のDVDに対する操作を選ぶように、画面右下にポップアップメッセージが表示されます。そのメッセージをクリックして、「ファイルをディスクに書き込む」をクリックします。
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- あるいは、エクスプローラーを起動し、「PC」に入ります。先ほど接続したDVDドライブは「デバイスとドライブ」に表示されています。DVDドライブをダブルクリックします。
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- 下記のメッセージが表示されます。「CD/DVDプレーヤーで使用する」を選択して、「次へ」をクリックします。
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- するとDVDドライブをエクスプローラーで開くことができます。「ディスクに書き込む準備ができたファイル」の下にDVDに焼きたいファイルを追加します。
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- すべてのファイルを追加完了後、上部のタスクバーで「ドライブツール」に入り、「書き込みを完了する」をクリックします。
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- 「ディスクへの書き込み」画面が表示されます。ディスクのタイトルや書き込み速度を設定し、「次へ」をクリックします。
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- 書き込み完了まで待ち、「完了」をクリックすればOKです。
Windows Media PlayerでパソコンからDVDに焼く方法
動画や音楽などをデータDVDに焼きたい場合は、Windowsメディアプレイヤーを使えばできます。
- 空のDVDディスクをドライブに挿入します。
- Windows Media Playerを起動して、右カラムで「書き込み」タブに入ります。そして下向き三角矢印をクリックして、「データCDまたはDVD」をクリックします。
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- 書き込みリストにファイルを追加して、「書き込み開始」をクリックすればOKです。
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DVDディスクをUSBメモリのように使って、ファイルをパソコンからDVDに焼く方法
ただDVDディスクをUSBメモリのように使って、いつでも好きのようにファイルを入れたり出したりしたい場合も、Windows 10/11の標準機能でできます。
- DVDドライブをWindowsパソコンに接続し、空のDVDディスクを入れます。
- 空のDVDに対する操作を選ぶように、画面右下にポップアップメッセージが表示されます。そのメッセージをクリックして、「ファイルをディスクに書き込む」をクリックします。
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- あるいは、エクスプローラーを起動し、「PC」に入ります。先ほど接続したDVDドライブは「デバイスとドライブ」に表示されています。DVDドライブをダブルクリックします。
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- 下記のメッセージが表示されます。「USBフラッシュドライブと同じように使用する」を選択して、ディスクのタイトルも設定し、「次へ」をクリックします。
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- するとフォーマットが始まります。完了まで気長に待ちましょう。
- この方法でフォーマットできたDVDディスクを開くと下図のようになります。ドラッグ&ドロップで簡単にパソコンにあるファイルをDVDに移動できます。
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- 移動完了後、上部のメニューバーで「ドライブツール」>「取り出す」をクリックすればDVDディスクを取り出すことができます。「書き込みを完了する」ボタンが灰色になっていて、クリックできないようになっています。
初心者向け:パソコンからDVDに焼くための準備
この部分では、初心者の方に、どんなDVDドライブ/DVDディスク/DVD書き込みソフトを選ぶかについて紹介します。
どのような外付けDVDドライブを買うのか
読み込みと書き込み機能
外付けDVDドライブを購入する際、一見同じようなものですが、実際読み込み専用のドライブと、読み込みと書き込み両方できるドライブがあります。
Amazonで探したところ、出てきたほとんどのDVDドライブが両方もできるものでしたが、読み込み専用なDVDドライブもいくつかありましたので、購入する際はきちんと確認しておいてください。

書き込み倍速
書き込み速度が気になる場合は、書き込み倍速も確認しましょう。8倍速や24倍速などがありますが、その値段も違いますのでご注意ください。

USB規格
書き込み倍速のほか、USB規格も確認しましょう。USB 1.1、2.0、3.0などがあります。数値が大きければ転送速度も速くなります。もちろん値段も高くなります。

OS対応
ご自分のパソコンがmacOSなのか、それともWindows 7/8/10/11またはそのほかのOSですか?必ずそのOSに対応できるDVDドライブを購入してください。同時に複数のOSに対応できるDVDドライブも多いです。

重量やサイズ
軽量なのもあれば業務用の大きいのもあります。状況に応じて選びましょう。

対応できるDVDディスクの種類
DVDディスクにも複数の種類があります。購入したDVDディスクとDVDドライブの互換性も考えるべきです。DVDディスクの種類についての説明は下記で紹介します。

どのようなDVDディスクを買うのか
DVDディスクの種類が多くて、初心者の方が戸惑うかもしれませんので、ここで簡単に説明したいと思います。
データ用と録画用
「録画用」ディスクの特徴は、テレビ番組を録画できることです。テレビ番組には著作権があり、その映像にコピー制限がかけられているので、1回しか録画できなく、ダビングしたりすることもできません。そのため、CPRM対応の「録画用」ディスクを使う必要があります。
「データ用」ディスクは、テレビ番組を録画できません。パソコンなどからDVDに焼くために使われます。
テレビ番組の録画に違いがあるとは言え、パソコンからDVDに焼くならば、データ用ディスクでも録画用ディスクでも関係なく使えます。録画する必要がない場合、データ用ディスクの方が安いですのでオススメです。

DVD±RとDVD±RW
DVD-R:互換性が最も高く、値段が最も低いDVDディスクです。一度だけデータを記録できます。ファイナライズをしないと、他のパソコンやDVDプレーヤーで再生できません。
DVD+R:同じく一度だけデータを記録できます。ファイナライズをしなくても他のパソコンやDVDプレーヤーで再生できます。
DVD-RW:複数回データを書き込んだり書き換えたりできます。ファイナライズをしないと、他のパソコンやDVDプレーヤーで再生できません。ファイナライズを解除すればデータの書き換えができます。
DVD+RW:複数回データを書き込んだり書き換えたりできます。ファイナライズをしなくても他のパソコンやDVDプレーヤーで再生できます。

他にもDVD-RAMなどもありますが、互換性が低いですので特に必要がない場合はDVD-RとDVD-RWで十分だと思います。
片面1層と片面2層
片面1層(DVD-5):データを記録する記録層を1つ持つDVDディスク。通常4.7GBのデータを記録できます。
片面2層(DVD-9):データを記録する記録層を2つ持つDVDディスク。通常8.5GBのデータを記録できます。

他にも両面1層や両面2層のDVDディスクがあります。さらに多くのデータを記録できます。
どんなソフトを選ぶのか
パソコンからDVDに焼く際、どのような書き込みソフトを選ぶのかも注意する必要があります。
データをパソコンからDVDに焼く時は、2つの形式があります。データDVD形式とDVD-Video形式です。
データDVDは主にデータを記録するために使われます。データDVD形式で焼いたDVDはパソコンでしか利用できず、家庭用DVDプレーヤーで再生できません。
DVD-Videoは、パソコンと家庭用DVDプレーヤー両方で利用できる形式です。
動画をパソコンからDVDに焼きたく、大画面テレビで再生したり家族と友人に配布したりしたい場合は、DVD-Video形式で焼くのがオススメです。パソコンでしか使わない場合は、データDVD形式で焼けば十分です。
パソコンからDVDに焼くための準備についての説明は以上になります。準備ができましたら、実際に焼いてみましょう。こちらをクリックして、動画をDVDに焼く方法を確認します。
まとめ
3つの状況で動画などのファイルをパソコンからDVDに焼く方法は以上です。
動画をDVD-Video形式で焼いて、家庭用DVDプレーヤーで再生したい場合はCisdem DVD Burnerがオススメです。
データDVDを焼きたい場合は、Windows 10/11の標準機能や標準アプリを使えば十分です。
DVDディスクをUSBメモリのように使いたい場合も同じく、Windows 10/11の標準機能を使いましょう。
JK TamはCisdemのリード開発者であり、クロスプラットフォームソフトウェア開発における20年以上の実践的経験を編集チームにもたらしています。現在、データ復旧およびDVD書き込みに関連するすべての記事の主要技術承認者を務めています。










ひろし
なるほど、DVDドライブとDVDディスク、そして書き込みソフトの選び方が分かりました。自分で焼いてみたいと思います。