WMAをMP3に変換する方法【4つを紹介】
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WMAとMP3、どれも音声ファイルフォーマットの1つですが、MP3形式のほうが互換性が高いため、WMAファイルをMP3形式に変換したい方が多いです。
この記事では、WMAをMP3に変換する方法を4つ紹介します。有料ソフトも、無料ソフトも、無料で利用できるオンライン変換サイトもありますので、必要に応じて選択できます。
Cisdem Video Converter
複数のWMAファイルをMP3に変換するベストソフト
- WMA、MP3だけでなく、ほとんどの一般的な音声形式をサポート
- 複数のWMAファイルを一括追加、一括変換できる
- トリミング、チャプター追加、音量調整、フェイドインフェイドアウト効果追加などの音声編集機能搭載
- クロップ、画面回転反転、透かし追加、エフェクト効果追加、字幕追加などの動画編集機能も搭載
- 1000以上の人気サイト(例えばYouTubeなど)から動画と音楽をダウンロードできる
- 無劣化でDVD/Blu-rayディスクを動画とオーディオにリッピングできる
- 大サイズの動画や音楽ファイルを無劣化で圧縮できる
- 複数の動画や音楽を1つのファイルに結合できる
- AI画質向上機能搭載
- AIノイズ除去機能搭載
無料ダウンロード Windows 10とそれ以降
無料ダウンロード macOS 10.12とそれ以降
WMAとMP3の違い
まずはWMAとMP3の違いについて紹介します。
| WMA |
MP3 |
|
|---|---|---|
| 正式名称 | Windows Media Audio | MPEG-1 Audio Layer-3 |
| 拡張子 | .wma | .mp3 |
| 開発者 | マイクロソフト | フラウンホーファー研究機構 |
| 可逆・非可逆圧縮 | 可逆・非可逆両方ある(一般的には非可逆圧縮だが、WMA Losslessという可逆圧縮も存在している) | 非可逆 |
| 互換性 | Windows環境での互換性が割と高いが、他のOSやデバイス、特にAppleデバイスでサポートされていない場合がある | ほとんどのデバイスでサポートされている |
| DRM保護 | かけられる | かけられるが、普及されていない |
| ファイルサイズ | 同等な音質では、WMAの方がファイルサイズが小さい 場合が多い |
|
| 音質 | 同等なファイルサイズでは、WMAの方が音質がよいと されている |
|
専門ソフトでWMAをMP3に変換する(おすすめ)
Cisdem Video Converterは、複数のWMAファイルを一括でMP3に変換できる専門ソフトです。
WMAやMP3だけではなく、WAV、M4R、FLAC、AIFFなど一般的なオーディオフォーマットや、MP4、MOV、MPV、AVIなど一般的なビデオフォーマットにも対応でき、変換できます。
また、形式変換機能以外にも、動画/音声のダウンロード、圧縮、編集、結合、DVDのリッピング、AI高画質化、AIノイズ除去などの機能が搭載されていて、1つのソフトで動画/音声ファイルに関する基本的な処理がすべてできます。
それでは、Cisdem Video Converterで複数のWMAをMP3に一括変換する操作手順を紹介します。非常に簡単です。
Cisdem Video Converterのダウンロードリンクはこちら:
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Cisdem Video Converterで複数のWMAをMP3に一括変換する操作手順
ステップ 1. Cisdem Video Converterをダウンロード、インストールし、起動します。
ステップ 2. デフォルトで形式変換画面に入ります。ドラッグアンドドロップですべてのWMAをソフトに追加します。
ステップ 3. 左下の「全てのタスクをこの形式に変換」のところで出力形式をMP3に設定します。
ステップ 4. 設定完了後、右下隅の「開始」ボタンを押せば全てのWMAファイルを一括でMP3に変換できます。

Cisdem Video Converterの詳しい使い方を知りたい方はこちらをクリック>>>
フリーソフトでWMAをMP3に変換する
この部分では、2つのソフトを紹介します。1つはAudacityで、かなり有名な音楽編集用専門ソフトです。もう一つはVLCで、さらに有名な無料メディアプレイヤーです。
Audacity
Audacityは、音声形式変換・編集・録音・ノイズ除去など、さまざまな機能を搭載した、音声扱い専門ソフトです。しかも無料で利用できます。「無料でここまでできるとは」と、初心者からプロまでに名を知られています。よって、音声を編集しながら変換を行いたい方の場合、Audacityがお勧めです。
ですが、WMAファイルをAudacityに追加する場合、下記の警告が表示されます。

この問題は解決できますが、少し時間と手間がかかりますので、特に音声を編集する必要がなく、面倒なことが嫌な方ならば他の方法がおすすめです。
それでは、そのダウンロード・問題解決・変換方法を紹介します。
1.公式サイトからAudacityをダウンロードします。
一番上のインストーラーには、「Muse Hub」というソフトもインストールされてしまいますので、そのソフトが必要ない方の場合、下のインストーラーをダウンロードしてください。

2.インストール完了後、WMAファイルに対応できない問題を解決しましょう。「編集」>「環境設定」をクリックします。

3.「ライブラリ」に入り、「FFmpegライブラリ」の右にある「ダウンロード」ボタンをクリックします。

4.ブラウザが起動し、下記のページに入ります。「Installing FFmpeg」をクリックします。

5.「Download the FFmpeg installer from」の後ろのリンクをクリックします。

6.ご利用のパソコン対応のFFmpeg Installer for Audacityのインストーラーをダウンロードし、インストールします。そして、そのインストール場所を覚えます。

7.Audacityに戻り、もう一度「編集」>「環境設定」>「ライブラリ」に入ります。自動的に先ほどインストールしたFFmpegライブラリが検出されているはずです。検出されない場合は、「場所を指定」をクリックし、先ほど覚えたインストール場所を指定します。

8.これでAudacityはWMAファイルに対応できるようになりました。変換したいWMAファイルをソフトに追加します。ドラッグ&ドロップで追加できます。

9.「ファイル」>「オーディオをエクスポート」をクリックします。

10.「コンピューターにエクスポート」をクリックします。

11.「形式」を「MP3ファイル」に設定します。複数のファイルがある場合、「エクスポート範囲」を「複数ファイル」と選択します。そして必要に応じて詳細設定を行ったり、メタデータを編集したりし、最後は「エクスポート」をクリックすればWMA形式をMP3に変更できます。

VLC
VLCは、無料で利用できるメディアプレイヤーで、WMAやMP3ファイルを再生することだけではなく、WMAをMP3に変換することもできます。その使い方はCisdem Video Converterより少し複雑ですが、慣れると簡単にできます。
VLCの使い方
- VLCを起動します。
- 「メディア」>「変換/保存」をクリックします。
- 「ファイル」>「ファイル選択」のところで「追加」ボタンをクリックして、変換したいWMAファイルをVLCに追加します。ドラッグ&ドロップで追加することも可能です。
Windows版のVLCは一度に複数のファイルを変換できますが、Mac版の場合、一度に1つのファイルしか変換できませんので、複数のWMAファイルを変換する必要がある場合時間と手間がかかります。 - 「変換/保存」をクリックして、変換画面に入ります。
- 「プロファイル」のところで出力形式を「Audio - MP3」に設定します。
- 最後は「開始」ボタンをクリックすればOKです。

Windows版のVLCは一度に複数のファイルを追加できるとは言え、実際変換時は依然1つ1つ追加順を追って変換が行われますので、たくさんのファイルを変換する際に時間がかかります。
オンラインサイトでWMAをMP3に変換する
GoogleでWMAをMP3に変換するオンラインサイトを検索する際に、一番上に出てくるのは、Convertioというサイトでした。広告もなく、無料で変換できるサイトですが、サインアップしないと一度に変換できるファイルは最大2個しかありません。複数のファイルを変換する場合は面倒です。

ここでは、私が見つけた、一度に十数個ものWMAファイルを追加し変換できるオンラインサイトを紹介します。
オンライン変換サイトCDKMの使い方
- https://cdkm.com/jp/wma-to-mp3にアクセスします。
- 「ファイルを選択」をクリックして、変換するWMAファイルを選択し追加します。
- 「変換開始」をクリックします。
- 変換後のMP3ファイルは、下の「出力ファイル」で確認できます。「ファイルを圧縮する」をクリックすれば、一番下にZIPファイルが出てきます。「Download」をクリックすれば先ほど変換できた全てのMP3ファイルを一括ダウンロードできます。

こちらのオンライン変換サイトはVLCのWindows版と同じく、一度に全てのWMAファイルを追加できますが、実際の変換時も1つ1つ順を追って変換を行いますので、手間だけが省けられるが、時間は同じようにかかります。また、ファイルをアップロードしたりダウンロードしたりする必要があるため、VLCより時間がかかり、情報漏洩の心配もなくはないです。
各方法の比較表・メリットとデメリット
| 評価 | メリット | デメリット | |
|---|---|---|---|
| Cisdem Video Converter | ★★★★★ |
一度に複数のWMAをMP3に変換可能 音声/動画編集、圧縮、結合、動画ダウンロード、DVDリッピングなど、複数かつ全面的な機能を搭載 |
有料ソフト |
| VLC (Windows版) |
★★★★ |
無料 一度に複数のファイルを追加可能 |
複数のファイルの同時変換ができず、割と時間がかかる |
| Audacity | ★★★☆ |
無料 一度に複数のファイルを追加可能 高度な音声編集が可能 |
デフォルトではWMA形式に対応できず、他のプログラムをインストール必要がある 複数のファイルの同時変換ができず、割と時間がかかる |
| VLC(Mac版) | ★★★ | 無料 | 一度に1つのファイルしか追加、変換できない |
| オンライン 変換サイト |
★★★☆ |
無料 一度に複数のファイルを追加可能 |
複数のファイルの同時変換ができず、割と時間がかかる アップロードしたりダウンロードしたりする必要がある |
Cisdem Video Converterの詳しい使い方
1)保存場所を変更
「こちらに保存」のところをクリックすれば、出力フォルダを変更できます。その右にある矢印「→」をクリックすることで、出力フォルダを開くことができます。

2)詳細設定を変更
Cisdem Video Converterで形式変換を行う際に、出力するフォーマットの詳細設定を行うことができます。下記の3つのところで詳細設定画面に入れます。



詳細設定画面:

3)音声/動画を編集
形式変換のついでにWMAファイルを編集することもできます。各ファイルの右上隅にある編集ボタンで編集画面に入れます。

音声ファイルの場合、トリミング、チャプター追加、音量調整やフェイドインフェイドアウト効果追加などの編集ができます。動画ファイルの場合、トリミング、クロップ、画面回転反転、透かし追加、エフェクト追加、字幕追加、チャプター追加、音量調整などの編集ができます。

4)複数の音声/動画ファイルを1つのファイルに結合
たくさんのWMAかMP3ファイルの保存や管理が面倒だと思われる場合があるでしょう。
この場合、Cisdem Video Converterで複数の音楽ファイルを1つのファイルに結合してみましょう。
WMAファイルをMP3に変換する際に、右下にある「結合」機能を有効にすればOKです。

5)その他の機能
Cisdem Video Converterは、形式変換だけではなく、動画ダウンロード、圧縮、編集、DVDリッピングなどたくさんの機能を搭載しています。

ソフト画面の上にある5つのアイコンで機能を切り替えられますので、興味のある方はぜひ使ってみてください!無料で試用利用ができます!
無料ダウンロード Windows 10とそれ以降
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まとめ
この記事では、WMAをMP3に変換する有料ソフト、無料ソフト、無料オンラインサイトを紹介しました。それぞれメリットとデメリットがありますが、1つや2つくらいのファイルを変換する場合、無料ソフトとオンラインサイトが十分だと思います。数十数百ものファイルを変換したり、編集したりする必要がある場合、やはり専門ソフトがお勧めです。
Ryan LiはCisdemのシニア開発者です。2017年に入社して以来、Cisdem Video Converterの開発を主導し、現在はVideo Converterに関連するすべての記事の編集顧問を務めています。
aoiaoi
Windows PCで普通に再生できるWMAファイルはiPhoneでは再生できなくなっちゃってフォーマットを変換するしかできません。そういう音声ファイルが多いから一括で変換してくれるソフトがあって助かりました。