見たくないサイトをブロックする方法(MacとWindows適用)

丸山 沢
June 15, 2022 Preview 1.4K Preview 0
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仕事や勉強がしたくてもすぐ他のことに気を取られ、無意味な一日を過ごしてしまった、との経験がある方は少なくないでしょう。「もうこのサイトを見ない!」と決心をしても、本当に守れるかどうかは謎。ネットが便利さをもたらしてくれると同時に、いろんな誘惑を増やしているんです。どうすれば仕事と勉強に集中できるようになるのでしょう?その解決策の一つとなるのは、見たくないサイトをブロックすることです。

見たくないサイトをブロックすれば時間の無駄を減らし、集中力を向上させことができます。また、保護者の方にとっても、お子さんがネットで勉強しているうちに、有害サイトをブロックすることで暴力や犯罪に誘うようなコンテンツからお子さんの精神と体を守れます。いいことずくめです。

では、見たくないサイトをブロックする方法は何でしょうか?この記事で2つの方法を紹介します。

 

方法一:ブラウザの拡張機能で見たくないサイトをブロックする

この方法は、ChromeやFirefoxなど拡張機能のあるブラウザを利用している方に向いています。

その始め方は非常に簡単です。各ブラウザの拡張機能ストア、例えばChromeウェブストア、Firefoxアドオンなどで「ブロック」あるいは英語の「block」で検索すれば、たくさんのサイトブロック用拡張機能が出てくるはずです。一つ注意すべきことは、必ずその機能紹介とレビューを読んで、自分に適用するか、安全に使用できるかを確かめてから、「Chromeに追加/Firefoxに追加」をクリックしてブラウザにインストールしてください。

ここでは、Chromeを例に、見たくないサイトをブロックするChromeの拡張機能を5つ紹介します。

ヒント: ブラウザの拡張機能ですので、特定のブラウザしか対応できません。普段2つかそれ以上のブラウザを利用している方、あるいはMacやWindowsパソコン全体でブロックを実行したい方は、方法二をご参考ください。パソコンにゲームなどの気が散るアプリをインストールしていて、削除したくないが特定の時間帯でロックをかけたい方も、方法二をご参考ください。

拡張機能 1 :ブロックサイト

シンプルなChromeの拡張機能で、無料で利用できます。見たくないサイトをブロックする他、ブロックする時間帯や曜日を設置したり、キーワードでブロックしたり、ホワイトリスト(ブロックから除外するサイト)を設置したりできます。

ただし、パスワードが設置できないですので、簡単に設置変更あるいはChromeから削除されます。一部のドメイン、例えばツイッターへのブロックが不完全で、ブロックリストに追加しても依然アクセスできるのがあります。

ブロックサイト

拡張機能 2 :SiteBlock

1号よりもさらにシンプルな無料拡張機能ですが、しっかり見たくないサイトをブロックしてくれます。特定のサイト以外の全てのサイトをブロックするホワイトリスト機能搭載。また、「1時間ごとに10分間ブロックを解除」とか、休憩時間を設置することで勉強と休みのバランスが取れます。

そのデメリットも同じく、パスワードを設置できない、簡単に変更できる、拡張機能から削除できるところにあります。そして、休憩時間を設定できるとは言え、曜日や特定の時間帯を設定することができません。

SiteBlock

拡張機能 3 :Simple Blocker

見たくないサイトを数分/数時間/永久にブロックする無料拡張機能。パスワードを設置できますし、Chromeから削除されないように拡張機能ページをブロックする機能もあります。その欠点は、スケジュール(特定の時間帯と曜日)を設定できない、ホワイトリスト(特定のサイト以外の全てのサイトをブロックする)機能がないというところでしょう。

Simple Blocker

拡張機能 4 :Site blocker

割と機能豊富な無料拡張機能です。見たくないサイトをブロックする、サイトを一括追加する、追加したサイトをエクスポートする、特定の時間帯にブロックを解除する、パスワードを設置するなど、複数の機能があります。

足りない点は、特定の曜日に利用できると設定できないことと、ちょっと使いにくいところかもしれません。設定を変更した後に必ず「Save」ボタンを押さないといけなく、押さなければ設定が保存されないのが要注意です。また、デフォルトでは、そのブロック画面が真っ白になっていて、ブロックされたのか、それともただネットの接続が悪いだけなのか、ちょっと紛らわしい場合があるかもしれません。

Site blocker

拡張機能 5 :BlockSite

上記で無料で利用できる拡張機能を4つ紹介しました。それぞれデメリットがありますが、見たくないサイトをブロックするだけなら十分に使えるはずです。

それ以上の機能が必要の方には、有料拡張機能BlockSiteがあります。サイトをブロックする、キーワードでブロックする、特定種類のサイトをブロックする、パスワード保護、スケジュールの設定…など、豊富かつ強力な機能があり、スマホなどのデバイスと同期することもできますので、多くの人に勧められてきました。今でもネットで調べればその機能と使い方を紹介する文章がたくさん出てきます。

無料版でブロックできるサイトは、最大3つとなっています。3つ以上のサイトをブロックする、あるいはパスワードをかけるなどの機能を利用する場合は、課金する必要があります。

BlockSite

しかし、その月間ライセンスは10.99ドル、年間ラインセンスは47.88ドルになり、結構高いですし、永続ライセンスもなく毎年お金を払い続けないといけません。スマホや他のデバイスにもサイトをブロックしたい方に向いているかもしれませんが、パソコンのみで利用する方にとっては割りに合わないと思います。

パソコンで見たくないサイトをブロックする、そしてアプリにロックをかけたりもしたい方には、方法二がおすすめです。

方法二:サイトブロックソフトで見たくないサイトをブロックする

Cisdem AppCryptは、見たくないサイトをブロックすることができるサイトブロックソフトです。MacとWindows両方で利用でき、1台のパソコンの永続ライセンスは5980円です。一回支払うだけで永続に利用できますし、アップデートも無料。2台以上買うとさらに値引きになります。(Windows版でサイトをブロックしたい場合はブラウザの拡張機能をインストール必要がありますのでご注意ください。具体的な方法はこちら>>

主要機能:

  • 見たくないサイトをブロックする、キーワードでブロックできる
  • txtファイルでサイトを一括追加できる
  • カテゴリ別(動画サイト/ゲームサイト)にサイトを自動的に追加してくれる
  • 常にブロックリスト、常に許可リスト、スケジュールで管理するリストであらゆるサイトをきちんと管理
  • 常に許可リスト以外の全てのサイトをワンクリックでブロックできる
  • アプリにロックをかけることもできる
  • スケジュールを設定して、特定の時間帯と曜日で利用不可にする
  • 特定のアプリとサイトに独自のスケジュールを作成可能
  • パスワードを設定し、パスワードがないと設定変更やロック解除、そしてAppCryptの強制終了とアンインストールが難しい
  • パスワードを間違えると写真を撮り記録を残す機能搭載
  • アプリを開いたまま一定時間を放置すると自動でロックをかける機能搭載
  • 操作簡単でお手軽に利用できる
  • macOS 10.12およびそれ以降、Windows 11/10/8/7に対応(Windows版でサイトをブロックしたい場合はこちらをご参考>>

ヒント: このソフトをうまく利用すればプライバシーを守ることもできます。特定のアプリにロックをかけて、パスワードがないと開くことさえできなくなるため、個人情報漏洩を防止します。それに、パスワードを間違えると写真を撮り記録を残す機能もありますので、これを有効にすると誰がいつ自分のパソコンを開けて使おうとしたのかもわかるようになります。プライバシー侵害と、子供がこっそりパソコンで遊ぶことも防ぐことができます。

Cisdem AppCryptで見たくないサイトをブロックする操作手順

  1. Cisdem AppCryptをダウンロードしインストールして起動します。
    無料ダウンロード Windows 11/10/8/7 無料ダウンロード macOS 10.12とそれ以降
  2. 初回起動時にパスワードを設定します。
    パスワードを設定
  3. 上部のメニューバーで錠の形をしたアイコンが出てきます。このアイコンをクリックし、「メイン画面を表示」を選択して、パスワードを入力すればメイン画面が表示されます。
    Open Main Window
  4. 左上の「アプリロック」タブで、ロックをかけたいアプリを追加できます。「ウェブブロック」タブで、見たくないサイトをブロックすることができます。ここでは「ウェブブロック」タブに入ります。
    Web Block
  5. URL欄にサイトまたはキーワードを入力し、右の「追加」をクリックすればブロックできます。「インポート」ボタンで、ブロックしたいサイトを記載したtxtファイルをソフトにインポートして一度に追加することができます。あるいは、「メールサイト」や「動画サイト」をクリックすれば、特定のカテゴリのサイトを自動的に追加してくれます。
    画面左下の「すべてのサイトをブロック」機能を有効にすれば、「例外」>「常に許可」リスト以外のすべてのサイトがブロックされます。「常に許可」リストの設定方法はステップ 7で紹介します。
    サイトを追加
  6. 画面右上の「スケジュール」ボタンで、全てのアプリやサイトが利用できる曜日と時間帯を設定できます。「スケジュールを追加」で時間帯を複数追加できます。(注意:アプリの場合、「システム環境設定」、「アクティビティモニタ」、「ターミナル」はスケジュールに管理されず、いつまでもロックされたままです。サイトの場合、「例外」リストに追加されたサイトはスケジュールに管理されず、いつまでもブロック/許可のままですので、ご注意ください。)
    特定のアプリやサイトのスケジュールを別々に設定したい場合は、サイトを選択して左の時計アイコンをクリックします。「カスタムスケジュール」を有効にすれば当該サイトだけのスケジュールを変更できます。独自のスケジュールを持つサイトは、左の時計アイコンの色が変わります。
    利用できる曜日と時間帯スケジュール
  7. ウェブブロック画面の右下隅の「例外」ボタンを押せば、「常にブロック」と「常に許可」リストを管理できます。スケジュールに管理されず、いつでもブロック/許可されますので、広告や有害サイトを「常にブロック」リストに、勉強用サイトと仕事用サイトを「常に許可」リストに追加しましょう。
  8. サイトのブロックを一時的に解除したい場合は、メニューバーのアイコンをクリックして、「ウェブブロックを無効ににする」を選択してパスワードを入力すればできます。Disable WebBlocker
  9. メイン画面の右上の「設定」ボタンをクリックすれば、パスワードを変更したりショットカットを設定したり、その他の設定ができます。
    Preferences

まとめ

見たくないサイトをブロックしたいなら、ブラウザの拡張機能を利用するのは非常に簡単で便利な方法です。ただ、ブラウザを換えると効果を失われてしまいますし、簡単に削除できます。ブロックを強制解除しにくい方法を求める方には、やはりサイトブロック用のアプリケーションを利用するほうがおすすめです。Cisdem AppCryptは強力なサイトブロックソフトであり、無料でお試し利用できますので、ぜひ使ってみてください。

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丸山 沢
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1985年生まれ。東京都出身。12年間、1日12時間以上パソコンと向き合う仕事をしてます。パソコンの設定、操作とソフトウェアの利用についてたくさんの経験を積みましたので、それを活かして皆さんの役に立ちたいです。

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